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救急外来か翌日かかりつけか——「今夜、どうすればいい?」を判断する5つのポイント

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)
なぜ精神科・心療内科の医師が全科を監修しているの?

監修医の専門は精神科・心療内科ですが、当サイトは内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・小児科・泌尿器科など12診療科を扱います。専門外の領域は各学会の最新ガイドラインに準拠して作成し、判断に迷う記述は記事を保留・修正しています。くわしくは監修方針をご覧ください。

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夜中に急に体調が悪くなった。休日に子どもが熱を出した。そんなとき「今夜救急に行くべきか、明日の朝まで様子を見てかかりつけに行くべきか」で迷う人は少なくありません。ここでは判断の目安を整理します。

結論:まず何を確認する?

状況判断の目安
呼吸が苦しい・意識がおかしい・激しい胸痛今すぐ119番
症状が急速に悪化している今夜救急へ
高熱だが会話でき、水分が取れている翌日かかりつけでも多くの場合は可
慢性症状がいつもより少し悪い翌日かかりつけ
「何か変」だが自分でも判断しにくい#7119(救急安心センター)に電話

今すぐ救急(または119番)を選ぶべき症状

次の症状が一つでもある場合は、翌日を待たず救急受診か119番が推奨されます。

呼吸・循環

意識・神経

腹部・出血

小児

翌日かかりつけ(または休日急患)でよいことが多い症状

次のような状況では、翌日まで様子を見てかかりつけ医を受診することが一つの選択肢です。

ただし、「翌日まで様子を見る」と決めた後も症状が急激に悪化した場合はすぐに再検討してください。

「#7119」(救急安心センター事業)の使い方

判断に迷ったときは、都道府県が運営する**「救急安心センター事業(#7119)」**が利用できます。看護師などの専門家が電話で症状を聞いて、救急受診・119番・翌日受診のいずれが適切かアドバイスしてくれます。

自己判断に迷ったときの「最初の一歩」として覚えておくと役立ちます。

救急外来を選ぶデメリット・注意点

「念のため」という理由で夜間救急を受診することは、必ずしも誤りではありませんが、以下の点を知っておくと役立ちます。

救急外来は「今夜の症状を安定させること」が主な役割です。慢性疾患の管理や精密な診断はかかりつけ医の方が適しています。

5つの判断ポイント(まとめ)

  1. 呼吸・意識・循環に関わる症状があるか → あれば今すぐ救急
  2. 症状が急速に悪化しているか → 悪化していれば今夜救急
  3. 水分が取れて会話できるか → できれば翌日でも多くの場合は可
  4. 生後3か月未満の乳児か、または乳幼児でぐったりしているか → 救急へ
  5. 自分では判断できないか → #7119 に電話

よくある質問

Q. 高熱だけど救急に行くべきですか?

A. 高熱(38〜40℃)があっても、意識がはっきりしていて水分を飲めていれば、翌日かかりつけ医を受診することが一つの選択肢です。ただし、「頭が痛くて首が硬い・光が眩しい」という症状がともなう場合は髄膜炎の可能性があるため、夜間でも救急の受診が推奨されます。

Q. 子どもが夜中に高熱を出しました。救急に行くべきですか?

A. 生後3か月未満の発熱、けいれん(5分以上または繰り返す)、意識がもうろうとしている・ぐったりしている場合は救急受診を検討してください。それ以外で水分が取れていて機嫌が完全に悪くない場合は、#8000(小児救急電話相談)に相談するか、翌朝の小児科受診が選択肢の一つです。

Q. 「#7119」はどんなときに使えばいいですか?

A. 急な症状が出たが、救急に行くべきか翌日まで様子を見るべきか自分では判断しにくいときに利用できます。看護師などの専門家が症状を聞いてアドバイスしてくれます。ただし、明らかに緊急と思われる症状(呼吸困難・意識障害など)があるときは#7119より先に119番を呼んでください。

Q. 救急に行ったのに「軽症」と言われました。迷惑でしたか?

A. 救急は「緊急かどうか患者さんが自分で判断しにくい」状況のために存在しています。受診して結果的に軽症であっても、不適切な受診とは言えません。ただし、軽症での夜間救急受診が増えると本当に重症の方への対応が遅れるリスクがあるため、「#7119での相談を先に試みる」という習慣は救急医療全体に貢献します。

Q. 近くの救急病院はどうやって調べますか?

A. 都道府県・市区町村のウェブサイトや、「救急医療情報センター」で地域の夜間救急対応病院を調べられます。あらかじめ近隣の救急対応病院を確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。

まとめ

関連ページ

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科) このページの内容は診療ガイドラインや標準的な医学教科書をもとにまとめた一般情報です。

参考にした主な情報源

この記事は、各学会の診療ガイドライン・厚生労働省の公開情報・Minds ガイドラインライブラリ・標準的な医学教科書をもとに、医師監修のうえ作成しています。