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内科か脳神経内科か——頭痛・しびれ・めまいで迷ったときの選び方

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)
なぜ精神科・心療内科の医師が全科を監修しているの?

監修医の専門は精神科・心療内科ですが、当サイトは内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・小児科・泌尿器科など12診療科を扱います。専門外の領域は各学会の最新ガイドラインに準拠して作成し、判断に迷う記述は記事を保留・修正しています。くわしくは監修方針をご覧ください。

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頭痛・しびれ・めまい・物忘れなどの症状は、内科でも脳神経内科でも初期評価ができます。違いを大まかに整理すると次のようになります。

結論:まずどっち?

こんなときおすすめの初診科
軽い頭痛やふらつきが時々あるが、生活には支障がない内科
高血圧・糖尿病で通院中の人に頭痛・しびれが出た内科(かかりつけ)
片頭痛がひどくて市販薬でも効かない/月に何度も出る脳神経内科
手足のしびれが日に日に広がる/物がつかみにくい脳神経内科
物忘れが目立つようになった/同じ話を何度もする脳神経内科(もの忘れ外来)
突然の激しい頭痛/呂律が回らない/片側の手足が動かない救急(119)

内科でできること

内科は「全身を診る」科です。神経症状を評価する際にも、まずは:

といった全身的な原因を確認します。クリニックの内科は近くて通いやすく、生活習慣病のフォローと並行できる利点があります。

脳神経内科でできること

脳神経内科は脳・脊髄・末梢神経・筋肉の病気を専門的に扱います。

「神経内科」とも呼ばれます(厚生労働省の標榜名は脳神経内科)。

症状別の使い分けの目安

頭痛

しびれ

めまい

物忘れ

どちらでも初期評価できる症状

頭痛・しびれ・めまいの軽症は、まず通いやすい内科で相談しても十分に評価できます。必要なら脳神経内科への紹介を依頼できますし、画像検査(MRI等)が必要と判断されれば連携病院での予約も可能です。

「脳神経内科」と「脳神経外科」は別の科です。手術を要する病変の可能性が高いとき(脳腫瘍・動脈瘤の破裂など)は脳神経外科の領域になります。

受診時のチェックポイント

「脳神経内科」と「脳神経外科」はどう違う?

名前が似ていますが役割が異なります。脳神経内科は、薬や生活指導で治療する神経の病気(片頭痛・パーキンソン病・末梢神経障害・てんかん・認知症など)を主に扱います。一方、脳神経外科は手術が必要になりうる病変(脳腫瘍・未破裂脳動脈瘤・くも膜下出血・慢性硬膜下血腫など)を扱います。どちらを受診すべきか迷う場合も、まず内科や脳神経内科で評価を受け、手術が必要になりそうなときに脳神経外科へ紹介される流れが一般的です。

こんなときはすぐに救急を

次のような症状は、当サイトの結果に関係なく119または救急外来を検討してください。脳血管の病気は時間との勝負で、対応が早いほど後遺症を減らせる可能性が高まります。

「FAST(顔のゆがみ・腕の脱力・言葉の障害・発症時刻の確認)」は脳卒中を見分ける合言葉として知られています。

よくある質問

Q. 「脳神経内科」と「神経内科」は違う科ですか?

A. 同じ科です。以前は「神経内科」と呼ばれていましたが、精神科や脳神経外科との混同を避けるため、現在は「脳神経内科」が正式な標榜名になっています。看板の表記が違っても診療内容は同じと考えて差し支えありません。

Q. しびれだけで麻痺がなければ様子を見てよいですか?

A. 一過性で全身状態に問題がなければ内科での相談で十分なことが多いですが、しびれの範囲が日に日に広がる・手袋や靴下の形に左右対称で出る・力の入りにくさをともなう場合は、脳神経内科での神経診察がすすめられます。片側性で急に始まったしびれは脳血管の病気の可能性があるため救急を検討してください。

Q. 物忘れは何歳から相談していいですか?

A. 年齢ではなく「生活に支障が出ているか」「以前と比べて明らかに変化したか」が目安です。同じ話を何度も繰り返す・約束や物の置き場所を頻繁に忘れる・段取りが組めなくなった、といった変化が続く場合は、年齢にかかわらず脳神経内科のもの忘れ外来や精神科で相談してよい状態です。

Q. MRIは内科でも撮れますか?

A. 設備のある内科クリニックなら撮影できる場合もありますが、多くは連携病院への紹介になります。症状から必要と判断されれば、内科・脳神経内科のどちらを受診しても画像検査の予約につなげてもらえます。

まとめ

迷ったらまず通いやすい内科に相談し、必要に応じて脳神経内科や脳神経外科へ紹介してもらう流れがスムーズです。

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監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科) このページの内容は診療ガイドラインや標準的な医学教科書をもとにまとめた一般情報です。

参考にした主な情報源

この記事は、各学会の診療ガイドライン・厚生労働省の公開情報・Minds ガイドラインライブラリ・標準的な医学教科書をもとに、医師監修のうえ作成しています。