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泌尿器科か婦人科か——女性の頻尿・排尿時痛・膀胱炎で迷ったときの選び方

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)
なぜ精神科・心療内科の医師が全科を監修しているの?

監修医の専門は精神科・心療内科ですが、当サイトは内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・小児科・泌尿器科など12診療科を扱います。専門外の領域は各学会の最新ガイドラインに準拠して作成し、判断に迷う記述は記事を保留・修正しています。くわしくは監修方針をご覧ください。

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女性の頻尿や排尿時の痛み、尿もれは、「泌尿器科に行くのは抵抗がある」と感じて受診先に迷う方が少なくありません。膀胱や尿の通り道の病気は泌尿器科、骨盤や女性ホルモンの変化が背景にある症状は婦人科が得意とします。両科は扱う範囲が重なる部分もあるため、症状から目安を整理します。

結論:まずどっち?

こんなときおすすめの受診先
排尿時に痛い・残尿感・尿が濁る(膀胱炎を思わせる)泌尿器科(内科でも可)
急に何度もトイレに行きたくなる・我慢できない泌尿器科
血尿が出た・わき腹や背中が痛い泌尿器科
咳やくしゃみで尿が漏れる・骨盤が下がる感じ婦人科(泌尿器科でも可)
閉経後の尿の悩み・腟の乾燥や違和感をともなう婦人科
38℃以上の発熱+わき腹の痛みをともなう早めに受診(腎盂腎炎の可能性)

泌尿器科でできること

泌尿器科は、膀胱・尿管・腎臓・尿道など尿の通り道の病気を扱います。

尿検査やエコーで尿の通り道を評価します。排尿時の痛み・血尿・尿が出にくいなど、膀胱や尿の通り道そのものの症状が中心であれば泌尿器科が適しています。女性が受診しやすいよう配慮している医療機関も増えています。

婦人科でできること

婦人科は、骨盤や女性ホルモンの変化が関わる排尿の悩みを扱います。

尿もれや骨盤の下がりは、骨盤底の筋肉やホルモンの変化が関わることがあり、婦人科で評価・相談できます。腟の乾燥や違和感をともなう尿の悩みも婦人科の領域です。

症状でみる使い分けの目安

痛み・血尿・濁り

→ 泌尿器科(膀胱炎・結石・膀胱の病気の確認)

急な強い尿意・我慢できない頻尿

→ 泌尿器科(過活動膀胱)

咳やくしゃみで漏れる・骨盤が下がる感じ

→ 婦人科(泌尿器科でも対応)

閉経後の頻尿・腟の乾燥や違和感をともなう

→ 婦人科

両科が重なる「尿もれ」の考え方

尿もれは泌尿器科でも婦人科でも相談できる症状です。咳やくしゃみで漏れる腹圧性のタイプ、骨盤臓器脱をともなうタイプは婦人科(ウロギネコロジーを扱う施設)でも、泌尿器科でも対応します。一方、急に強い尿意がきて我慢できない切迫性のタイプは泌尿器科が中心です。どちらを受診しても、必要に応じてもう一方へ紹介してもらえるため、まず相談しやすいほうを選んで差し支えありません。

こんなときは早めに受診を

次のような場合は、当サイトの結果に関係なく早めに受診してください。

特に高熱とわき腹の痛みがそろうときは、腎臓への感染が広がっている可能性があり、早めの受診がすすめられます。

よくある質問

Q. 膀胱炎は泌尿器科と内科のどちらでもいいですか?

A. 排尿時の痛み・頻尿・残尿感といった軽い膀胱炎の症状は、内科でも泌尿器科でも対応できることが多いです。繰り返す場合・血尿をともなう場合・発熱やわき腹の痛みがあるときは、泌尿器科でより詳しい評価を受けることがすすめられます。

Q. 尿もれは恥ずかしくて受診しにくいのですが。

A. 尿もれは多くの女性が経験する一般的な症状で、泌尿器科でも婦人科でも相談できます。咳やくしゃみで漏れるタイプ、骨盤が下がる感じをともなうタイプは婦人科でも対応します。骨盤底の体操や生活の工夫で改善することもあるため、つらいときは我慢せず相談してください。

Q. 女性が泌尿器科を受診してもいいですか?

A. もちろん問題ありません。泌尿器科は男女どちらの尿の通り道の病気も扱う科です。膀胱炎・尿路結石・血尿・過活動膀胱などは女性にも多く、女性が受診しやすいよう配慮した医療機関も増えています。

Q. 閉経後に頻尿が増えました。何科ですか?

A. 閉経後はホルモンの変化により腟や尿道がデリケートになり、頻尿や違和感が出やすくなります。腟の乾燥や違和感をともなう場合は婦人科が適しています。一方で、痛みや血尿、強い尿意をともなう場合は泌尿器科での確認も検討してください。

まとめ

膀胱や尿の通り道の症状は泌尿器科、骨盤やホルモンの変化が背景なら婦人科——と整理すると受診先を選びやすくなります。

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監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科) このページの内容は診療ガイドラインや標準的な医学教科書をもとにまとめた一般情報です。

参考にした主な情報源

この記事は、各学会の診療ガイドライン・厚生労働省の公開情報・Minds ガイドラインライブラリ・標準的な医学教科書をもとに、医師監修のうえ作成しています。