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整形外科か脳神経内科か——手足のしびれで迷ったときの選び方

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)
なぜ精神科・心療内科の医師が全科を監修しているの?

監修医の専門は精神科・心療内科ですが、当サイトは内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・小児科・泌尿器科など12診療科を扱います。専門外の領域は各学会の最新ガイドラインに準拠して作成し、判断に迷う記述は記事を保留・修正しています。くわしくは監修方針をご覧ください。

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手足のしびれは、背骨や神経の通り道が圧迫されて起こることもあれば、神経そのものや全身の病気が原因のこともあります。前者は整形外科、後者は脳神経内科が得意とする領域です。どちらに相談すればよいか、おおまかな目安を整理します。

結論:まずどっち?

こんなときおすすめの初診科
首や腰を動かすとしびれが強まる・片方の腕や脚に出る整形外科
重い物を持つ・長く歩くとしびれや脱力が出る整形外科
手袋や靴下の形に、左右対称でしびれる脳神経内科
糖尿病があり、足先からじわじわしびれてきた脳神経内科(内科でも可)
しびれが日に日に広がる・力が入りにくくなってきた脳神経内科
突然、片側の手足がしびれて呂律が回らない救急(119)

整形外科でできること

整形外科は、背骨・関節・筋肉・末梢神経の圧迫による症状を扱います。

レントゲンやMRIで骨・椎間板・神経の通り道を評価し、神経が一か所で圧迫されているタイプのしびれを得意とします。特定の動作(首をそらす・前かがみ・手首を曲げる)でしびれが誘発される場合は整形外科が適しています。

脳神経内科でできること

脳神経内科は、神経そのものの病気や全身の病気によるしびれを専門的に扱います。

神経診察(反射・筋力・感覚・歩行など)を詳しく行い、しびれが「どの高さの神経の問題か」「全身疾患が背景にあるか」を評価します。左右対称・進行性・原因がはっきりしないしびれは脳神経内科が適しています。

しびれの出方でみる使い分けの目安

分布(どこに出るか)

きっかけ

背景

どちらでも相談してよいしびれ

「片側の腕や脚で、首や腰の動きと関係していそう」なら整形外科、「両側で左右対称、または全身の病気が気になる」なら脳神経内科、と考えると整理しやすくなります。判断がつかないときは、通いやすいほうでまず相談しても差し支えありません。必要に応じてもう一方の科やMRI検査へ紹介してもらえます。糖尿病で内科に通院中なら、まずかかりつけの内科で相談するのも自然な流れです。

こんなときはすぐに救急を

次のような症状は、当サイトの結果に関係なく119または救急外来を検討してください。神経の急な症状は、対応が早いほど後遺症を減らせる可能性があります。

特に「片側に急に出たしびれ+呂律の障害」は脳卒中の可能性があり、時間との勝負になります。

よくある質問

Q. しびれだけで痛みがなければ様子を見てよいですか?

A. 一過性で範囲が狭く、全身状態に問題がなければ急ぐ必要はないことが多いです。ただし、しびれが日に日に広がる・力が入りにくい・手袋や靴下の形に左右対称で出る場合は、神経や全身の病気が背景にある可能性があるため受診をおすすめします。片側に急に出たしびれは脳血管の病気の可能性があるため救急を検討してください。

Q. 糖尿病のしびれは何科ですか?

A. 糖尿病による足先のしびれ(末梢神経障害)は、かかりつけの内科でまず相談できます。しびれの評価を詳しく行いたいときや、ほかの神経の病気との見分けが必要なときは脳神経内科が適しています。血糖のコントロール状況とあわせて相談するとよいでしょう。

Q. 整形外科でMRIを撮ってもらえますか?

A. 設備のある整形外科なら撮影できる場合もありますが、多くは連携病院への紹介になります。首や腰の神経の圧迫が疑われれば、整形外科でMRIの予約につなげてもらえます。神経そのものの病気が疑われる場合は脳神経内科での検査が選ばれることもあります。

Q. 手のしびれは整形外科と脳神経内科のどちらですか?

A. 親指側の数本が手のひら側でしびれ、手首を曲げると強まるなら手根管症候群が多く、整形外科が適しています。一方、両手の指先が左右対称にしびれる・足にも同時に出ている場合は、全身の神経の病気を考えて脳神経内科での評価がすすめられます。

まとめ

迷ったら通いやすいほうで相談し、必要に応じてもう一方の科やMRI検査へ紹介してもらう流れがスムーズです。

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監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科) このページの内容は診療ガイドラインや標準的な医学教科書をもとにまとめた一般情報です。

参考にした主な情報源

この記事は、各学会の診療ガイドライン・厚生労働省の公開情報・Minds ガイドラインライブラリ・標準的な医学教科書をもとに、医師監修のうえ作成しています。