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眠れない日が続くとき——タイプ別の見分け方と受診の目安

監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)
なぜ精神科・心療内科の医師が全科を監修しているの?

監修医の専門は精神科・心療内科ですが、当サイトは内科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科・皮膚科・小児科・泌尿器科など12診療科を扱います。専門外の領域は各学会の最新ガイドラインに準拠して作成し、判断に迷う記述は記事を保留・修正しています。くわしくは監修方針をご覧ください。

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「眠れない」と一口に言っても、寝つけないのか、夜中に何度も目が覚めるのか、朝早く目が覚めて寝直せないのかで、考えられる背景が変わります。まずはご自身のタイプを確かめ、受診先のヒントにしてください。

すぐに相談してほしいサイン(レッドフラグ)

次のような状況では、不眠そのものより背景の問題が緊急のことがあります。できるだけ早めに医療機関への相談を検討してください。

結論:週3回以上×3ヶ月続いていたら相談を

睡眠薬適正使用ガイドラインでは、週3回以上の不眠が3ヶ月以上続き、日中の生活(仕事・学業・家事)に支障が出ているなら、慢性不眠として医療機関への相談が検討される目安とされています。

不眠の4タイプ

背景に隠れていることがある状態

不眠そのものより、原因となっている状態を見つけることが大切です。

自分でできる対処(睡眠衛生)

医療機関にかかる前、または並行して試せる工夫です。

受診を急ぐ目安

不眠の背景や程度によって、急ぎ度合いは変わります。おおまかな目安として参考にしてください。

🚨 できるだけ早く(当日〜数日以内)

⏰ なるべく早めに(1〜2週間以内)

🏠 まずかかりつけ医や初診でよい

何科に相談すればよい?

不眠の背景によって、まず相談しやすい科が変わります。「軽症は○○・重症は××」という単純な分け方ではなく、一緒に出ている症状で考えるのが実用的です。

一緒に出ているサインまず相談しやすい科
気分の落ち込み・不安・ストレス背景精神科・心療内科
いびき・無呼吸・日中の強い眠気内科(呼吸器内科)・睡眠外来
下肢のむずむず感脳神経内科
身体疾患(甲状腺・更年期等)を除外したい内科

精神科と心療内科は実際の診療範囲がかなり重なっており、迷ったら通いやすい方で構いません。

受診のときに伝えると役立つこと

よくある質問

Q. 市販の睡眠改善薬(ドリエルなど)は使っていいですか?

A. 市販の睡眠改善薬(ジフェンヒドラミン配合)は短期の使用には利用できますが、慢性不眠(週3回以上を3ヶ月以上)には適していません。連用で効果が落ちやすく、翌日の眠気が残ることもあります。2週間以上使い続けている場合は医療機関への相談をおすすめします。

Q. 精神科に行くのは抵抗があります。内科でも診てもらえますか?

A. 内科でも不眠の相談・処方は可能です。特に「いびき・無呼吸が疑われる不眠」は内科(呼吸器内科・睡眠外来)が得意とする領域です。抑うつ・強い不安を伴う場合は精神科・心療内科の方が専門的な評価を受けやすいですが、「まず内科から」でも問題ありません。

Q. 睡眠薬を飲み始めたら、やめられなくなりますか?

A. 現在よく使われる非ベンゾジアゼピン系薬(マイスリー等)やオレキシン受容体拮抗薬(デエビゴ・ベルソムラ等)は、適切に使えば依存性は低いとされています。ただし自己判断での急な中止は反跳性不眠を起こすことがあります。やめ方も含めて処方医に相談してください。

Q. 不眠が長く続くと体への影響はありますか?

A. 慢性的な不眠は、日中の集中力・気分・判断力への影響のほか、長期的には心血管系や代謝との関連を示す研究もあります。「眠れないのは気の持ちよう」と放置せず、週3回以上の不眠が3ヶ月以上繰り返しているなら、医療機関への相談を検討してください。

Q. 受診前に何か記録しておくことはありますか?

A. 「睡眠日誌」をつけておくと、受診時に医師が状況を把握しやすくなります。就寝時刻・実際に眠れた時刻の見当・夜中に目が覚めた回数・起床時刻・日中の眠気の程度を1〜2週間記録するだけで十分です。スマートフォンのヘルスケアアプリを活用する方法もあります。

詳しい治療や薬の話は医療ブログへ

睡眠薬の選び方・依存リスク・服薬のやめ方など、踏み込んだ治療の話は監修医の専門ブログで扱っています。

精神科医ながとも「不眠症のタイプと治療」解説記事

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監修:長友恭平(精神保健指定医/標榜:精神科・心療内科)

参考にした主な情報源

この記事は、各学会の診療ガイドライン・厚生労働省の公開情報・Minds ガイドラインライブラリ・標準的な医学教科書をもとに、医師監修のうえ作成しています。

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